介護する人に『頑張って』は違う!
kakikenです。
近隣のオバはんと婆さんの井戸端会議の声が我がボロ家に筒抜け。
話聞いているとオバはんが実母の介護をしていてその愚痴だ。
婆さんがオバはんの愚痴をうんうんと聞いている。
介護経験者の俺は『ああ、オバはん結構追い詰められてんな』というくらいストレスたまっている感じだ。『なんでわたしだけ』ってね。ちなみの親の介護を巡ってこういうのをきっかけに兄弟の仲が悪くなって相続などでもめるんだよな。
それで会話の最後(最後まで聞いていた俺も俺だが)に婆さんが励ましの言葉で『頑張って』と言って終わったが、
「それは違う!」と俺は感じた。
もう充分がんばっていて、その人間に頑張れは「無理しろ」というようなもの。
頑張るって前向きな言葉みたいだけどシチュエーションによる。
介護している人間に『頑張れ』は危険だ。
ギリギリの精神状態の人間に『頑張れ』って違うやろ。
俺も介護していて追い詰められたけど、その時は自力で割り切って『頑張るものではない』と悟った。そこから逆に前向きに心が寛大になって介護することができた。
俺なら『頑張れ』とは言わない。
先のことは言わず、今のその介護している人の頑張りをひたすら容認するだけだな。先のことは本人が決める。