近年、最後まで失速しなかった朝ドラはあのドラマだけ?~朝ドラが面白くない理由~
kakikenです。
時計代わりに朝ドラを見続けている。
しかしどれもこれも息切れ、中だるみ。
最近のパターンになっている。
作者の筆力もあるけど、半年スパンが長すぎるのが一番の理由だと思っていた。
実際今のだけでなく再放送で最近までやっていた20年前の『あぐり』でも終盤の失速、中身の無さが酷かった。途中までほぼ問題なく書けていただけに『やはり期間が長すぎるんだな』と思った。
今やっている『おかえりモネ』も序盤はじっくり書けていた。モネが気象予報士になるまではうまくいっていたと思った。気象予報士になり、東京で働くようになってから新人の頃までは問題なかった。
朝のお天気お姉さんに抜擢されるまでだったな。
そこからは一気につまらなくなった。
描きたいテーマとかが、見え透いているというかね。
クソ真面目で面白くないというか。気象ドキュメンタリードラマですか?
思ったんだけどこのドラマ、悪人がいないな。
淡々と人物がドラマ動かしている。
だから面白くない。つまらない。うすっぺらい。
潔癖でヒステリックな時代が理由なのか?
ちょっと刺激的なこと言うとすぐ炎上するからな、地上波は。
批判が怖くて無難な感じのものを書いている気がする。
作家が生ぬるいな。世間に嫌われたくないのでは?
特に地上波テレビはそこばかり気にしている。
まあ、朝ドラだからという面もあるのか?
毒はいらない?
作者の気概の無さか制作側の意図か?
これがテレビドラマが落ちぶれている理由だな。
そもそも朝ドラに内容を求めてはいけないのかもしれない。息切れ、中だるみが当たり前なんだろう。
『おしん』なんて感情揺さぶられるものがたくさんあった。橋田壽賀子はすごかった。今のドラマ作家には絶対書けない鋭さがあった。
時代なのかもな?
もうテレビは表現の場としては終わっている。今後衰退する一方だろう。
ふと思い返した。
最近息切れせず最後まで完走したドラマは何かって。
個人的には『ひよっこ』だけ。作者は『ちゅらさん』など朝ドラでしっかり結果を残した人。
そう考えるとやっぱり作家の筆力次第なのかもな?