ヤングケアラーは不幸ではない!
kakikenです。
最近ヤングケアラーという言葉をやたらに聞く。
孫が祖父母を介護するものだが、
そのヤングケアラーが介護で自身の生活や学業への負担になっている、とか、何とか支援できないだろうか、支援しよう、のような意見がマスコミなどで多く聞かれるけど、何かヤングケアラーが可哀そう、哀れのように決めつけている感がある。
私自身、20代に祖母の介護をやってきた人間。
人生における伸び盛りの時期を介護に費やしたわけだけど、別にそれに後悔など一切ない。
しかし見る人には「人生の大切な時期を介護で犠牲にした」と思うらしい。
はあ?
その私から言わせれば「ほっといてくれ!」である。
じゃあ今の私は不幸なのか?
違うけど。いい経験ができたと誇りに思っているけど。
あのね、介護ってのは他人の主観が一番迷惑なんだよ。
何か哀れんでいるみたいだけど、あんた何がわかってんの?
悪いけど、介護している本人の感情には他人は及ぶことはできない。
中学生、高校生で介護なんてかわいそう?
そうかな。正直言って、若い十代で介護を経験することは、大変だろうけど学校の授業、教科書で学ぶことなんかよりはるかに崇高で価値のある人生経験だと思う。
私なら「大変だね~」と哀れむより「普通できない経験が出来ていることが貴重です。介護をしている自分に自信と誇りを持ってください」と声をかける。
それがね、マスコミの報道は大半がやれ支援してあげて、やれ大変な思いをして、人生を犠牲にしている、のような感じだ。
辛いことのようにマスコミが煽ると、介護している本人も「え、私は哀れなの」と思って逆にネガティブものに自身の介護を捉えてしまう。
これはマイナスだよ。
ヤングケアラーの気持ちを踏みにじるな!
ヤングケアラーの根本にあるのは家族への思い、祖父母への愛だよ。
自分を愛でてくれた幼き頃の記憶、これがヤングケアラーの介護の原動力だ。
介護というものを、孫がやらなければいけないほどの悲惨なもののように、印象づけているのが凄く不快。
損だ、得だではない。家族は。
ヤングケアラーはそれがわかってやっている。
マスコミよ、大きなお世話なんだよ!
偽善だよ、安直な支援を叫ぶ奴って。